【オススメ書籍】\もっとわかる|ナースのための/急性期(ICU・救急)の輸液

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CCRIのレビュー

本書は北別府孝輔氏の単著書籍です。

急性期(主に集中治療領域)で行われる輸液管理ついて、看護師に必要な知識をまとめた1冊です。記憶に残りやすく、身近な例を取り上げながら輸液に纏わる知識のポイントをわかりやすく解説しているので、読み進めやすく楽しく輸液管理を学べると思います。

本書は3つのPARTによって構成されています。その構成の内容は、看護師が知っておくべき輸液に関する基本的知識を絞り込んで掲載・解説しています。また学習成果を向上するために、理解度を確認できるよう各PARTのイラストには「理解度チェック&解答」を盛り込んでいます。「折角なら学びの成果をしっかり出して欲しい」という気持ちが表れています。北別府くんらしいかも…。

PART1:輸液に関連する最小限の基本的知識を整理し、説いています。

PART2:輸液に纏わるバイタルサインをはじめとしたフィジカルアセスメント・代表的エックス線画像・循環血漿量の評価に関連した検査値などの解釈についてコンパクトに示してあります。

PART3:クリティカルケア領域における輸液に関連した「これだけは知っておいて欲しい的」な知識を整理して解説しています。

輸液が苦手だという方々もそれなりに理解しやすい内容かと思います。

本書を楽しみながら学び、理解することは、輸液管理・療法の単なる知識を得るだけに留まりません。輸液は人体にとって不可欠な体液や栄養を適正に補充するための医薬品であり、人体に生命維持のために不可欠なエネルギー・代謝の営みに大きな影響を及ぼすものでもあります。

したがって、複雑な病像とそれぞれの病期に多彩な声なき声を伝えてくる病める人々の看護ケアを効果的に実践するためには、本書のようなわかりやすい書籍を学習資料として学ぶことをお薦めします。

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